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世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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再会の地、バンコク

バンコクに住んでいて素晴らしいことの一つは
頻繁にバンコクに友人たちがやってくることだ。
国際会議は必ずと言っていいほど
市内の何処かで開かれているので
それに参加するために出張でやってくる友人、
旅行にきてる友人、
どこか別の国に行くために経由してく友人。
ありがたいことに私の存在を覚えていて連絡をくれるので
ときどき懐かしい友人に再会することができる。

バンコクにきて一年半以上が経つものの
自慢じゃない新しい友達はひとりもできていない。
そして不思議なことにそれをさみしいとか残念とか思うこともない。
友達がつくれないほど忙しいわけじゃないけど
友達とつるむこと以外に楽しめることがたくさんある、ということだ。
なんだか東京での暮らしに似てるな。
そんなわけで無理に社交的になることもなく
努力することもなく
毎日ひとり生活を満喫している。

娯楽がないところに住むと
友達とご飯を食べるのが唯一の楽しみになるから
毎週末、毎晩だって
仕事が終わってどこかにだれかと食事に行くのが楽しみだった。
べつに選択肢が多いわけじゃないので
結局同じメンツで同じレストラン、大抵中華料理を食べてたのだけど…
今思うとそれはそれでエネルギーに満ち溢れてたな、と思う。
大抵幹事をして人を集めてわいわいやってたんだから。

今日はひさびさにジュバ時代の友人にバンコクで再会。
毎晩家族のようにご飯を食べてたなあ…
ジュバでの生活はさみしいなんて感じる暇もなく
仕事もプライベートも充実してた。
あのときは忙しすぎて楽しむ余裕もなかったけど
今思うとあのころ私は完全燃焼してたのだとふと思い出した夜。
# by emiemi0407 | 2013-01-24 01:19 | Friends

デスクオフィサー

デスクオフィサーの仕事は
パソコンの前で世界中を旅する仕事だ。

担当国から送られてくる
様々な難題や課題に対応する。
様々なシステムやデータベースから情報を引き出し
集め
そしてそれを分析し各国に返す。

これだけ書けばもしかしたらとても格好いい仕事に聞こえるかもしれない。

実際の仕事は
予算とスケジュール管理、各文書のチェック、が大半をしめる。
そしてわたしは大抵東ティモールに長いこと停泊する。

最近担当国が変わり
東ティモールはそのままだけど(なぜかここだけは死守されるなぞのアサイメント)
アフガニスタン、パキスタン、北朝鮮から
ネパール、ベトナム、インド、太平洋州の各国、となった。
これにもちろん、本部のあるイタリアが加わり
どこでもドアがあればどれだけ便利なんだろうと思いながら日々仕事をしている。
# by emiemi0407 | 2013-01-22 01:24 | 国連のお仕事

私をスキーに連れてって

懐かしい映画を鑑賞。
私をスキーに連れてって。

見たことあると思ってたけど
初鑑賞だったことを知る。
時代を完成させる登場人物の髪型、服装、小道具。
そしてなぜか若干セレブな人物設定。

昔のドラマや映画が面白いのは
リアリティのなさだ。
最近のドラマのトレンドは
見た目や生活レベルが標準、登場人物の設定もごく普通のその辺にいそうな人なのに(見た目が美しいのは別にして)
超現実的な能力を持ってたり
ある一部分だけ異世界を作り出すからバランスが悪いような気がする。

とりあえず大きな肩パットはだいぶ長い間市民権を得ていたんだな、とか
レトロなカメラとビデオ、可愛いなあ、と思ったり
三上博史、かっこいいじゃん、ついでに布施さんも、とか。
田中邦衛ができるサラリーマンに合わなすぎとか
なぜバニーガール?というツッコミどころ満載なバブリーな女子二人がやけに時代を象徴させる。

もとい、この映画が流行ったころはスキーが大ブームだったんだろうなあ。
スノーボーダーはもちろんいなくて
ウェアだってもちろん80年代ファッション。

若干上手いのか下手なのか分からない設定のスキー技術だけが
妙に親近感がわく。

夫の雪山三昧な日々をバーチャル体験してみようかと
見てみた映画だったけど
意外と楽しめた。
そんな日曜日の午後。
# by emiemi0407 | 2013-01-20 22:47 | 読み物

お隣さん

バンコクの住まいの話。
約一年半ほど前に20軒ほど回り歩いて見つけた今のアパート。
外国人向けの物件では
サービスアパート、とよばれるいわゆるホテルのようにメイドサービスやら何やらがすべてそろっているタイプと
コンドミニアムと呼ばれる家具付き、サービスなし、のタイプと
二種類ある。
どちらもそれほど値段には差がなくて
独身者にはもちろんサービスアパートが楽チンである。
ただ自分が雇っているメイドさんが入るわけではないので
不在のうちに自分の住まいに他人に入り込んで欲しくない人にはあまり向いてないかもしれない。
わたしはサービスアパートはなんとなくホテルに借り住まいしているような気持ちになって
落ち着かないし
自分だけの空間がほしくて
コンドミニアムを中心に探していた。

そんななか見つけた我が家。
駅近、風呂付き、この条件を満たす物件そのものが少ないなか
どっちも満たし
さらに自分の部屋にジャグジーつき!というこの特典で
一目でここ、と決めた。

建物のまわりの工事の音がうるさいけれど
作りはしっかりしてるので
締め切れば音はもれないし
住んでいる住民が少ないので
近所の音や匂いが気になることもない。
もっといえば三台あるエレベーターで別の住民に鉢合わせることもない。

というのも
バンコクには投資目的で物件を購入して
それをただ持っている、というひとが多いので
部屋は持ち主はいるけど空っぽ、というところが多いのだ。

そんななか、このコンドミニアムのなかの唯一の知り合い⁈は
お隣のフィリピン人、ロバートさん。
帰りの時間が同じくらいなのでよく出会ってたひと。
最近会わないなあ、と思ってたら久々エレベーターで遭遇。
なぜかと思ったら別の階に引っ越したらしい。

わたしの階には全部で六軒。
お向かいにフランス人。
斜向かいはホテルみたいに利用しててときどきゲストがいる。
反対側のお隣さんはベルギー人の夫妻。
たまにしかバンコクにいない。
そしてさらにその隣には住んでいる気配はあるけど会ったことのない謎の人々が住んでいる。

そんなわたしのバンコクライフです。
# by emiemi0407 | 2013-01-19 17:38 | Thailand
わたしが働く事務所はバックパッカーのメッカと呼ばれる
カオサン通りの近くにある。
そんなわけで
事務所を一歩でれば
必要以上に、きたない格好をした外国人たちがうろうろしている。
わたし自身もそんな外国人だったからこそいわせてもらうが
きっここのエリアでは
タイ人の学生のほうがよっぽど金払いがいい顧客に違いない、と思う。
実際タイ人のオフィスワーカーたちはみんな小綺麗な格好をしているかアイロンがぱりっとかかった制服を着ているものだ。

もとい、自分が旅行者だったころから比べると
ずいぶん変わったな、とおもうことはたくさんある。
それはカオサン通りの街並みや物価の上昇だけでなく
旅人の旅の仕方だ。

旅の醍醐味は日常生活からはなれること。
そして貧乏旅行の醍醐味は更にわざわざ不便な思いをすることにあると思う。
ある街で知り合った人に再会したければ
約束した場所に時間通りに行く。
いなければいつまでも待つ。
なにもすべきことがない時間がたっぷりあることがバケーションの定義とするなら
何時間でも待ち続けることこそが旅の楽しみでもあるのだ。
けれどいまは数百円で携帯番号が手に入りどこにいても現地で連絡をとることができる。
住所を交換して届くかどうかわからない手紙を待つこともない。
メールアドレスを交換すれば世界中どこにいてもいつでもまた連絡がとれる。

そして今日こんなことを思ったのはトゥクトゥクに乗りながらiPadの地図と比べて運転手に指示を出してる旅行者をみたから。
その姿をみて時代は変わったな、と思った。
もはやロンリープラネットを片手に、もしくは
世界地図だけを頼りに
旅をする旅人はもうほとんどいないのかもしれない。

とはいえバンコクは旅人にとって天国であることには変わりない。
人々は変わらず美しい笑顔で優しい。
そして、百円もだせば美味しいものがお腹いっぱい食べられる。
そして、わたしにとってもお気に入りの場所。
# by emiemi0407 | 2013-01-17 23:46 | 旅の話