世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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新しい人生の第一歩

毎度のことながらご無沙汰です。
あんなにマメだった私が不定期更新することになるなんて・・・
つまり平和な(平凡?)な日常を送っているということなのだけど。

私事で大変恐縮ですが2012年11月23日よりネオエミが登場しました。
人生でとても大きなイベントだったけど
生活そのものが変わるわけではなく
しばらく私はバンコクでひとり暮らしを続けるので
実は実感があまりないのだけど
これからの人生は自分一人のためではなく
新しい家族が増えたときちんと自覚して
相手のことを思いやりながら生きていきたいと思っています。

本人はまったく自覚ないけれど
バンコクに戻ってきてたくさんの同僚に
おめでとうといってもらい、お祝いの言葉をもらうと
少しずつ実感がわいてきてなんとなく感傷に浸ったりしちゃいます。

国際的な環境で日本では感じない違和感といえば
みんな口々に「なんで苗字が変わるの?」と聞いてくること。
世界的に夫婦同姓っていうのは逆に珍しいパターンのようで
お隣の韓国人の同僚は特に疑問を感じているようです。

ちなみに軽くリサーチしてみたところ
夫婦同姓の国はドミニカ、インドの一部、スイス、タイ、トルコ、パキスタン、オーストリア、ギリシャ、日本など。
実に少数派!
タイでは同姓がいやで事実婚をする人が最近は多いようです。
首相もそうだしね。まあ財産権の問題なんかもあるんだと思うけど・・・
私のタイ語の先生も自分の姓を捨てるのはいやだし
相手に借金があった場合に責任をとりたくないから結婚式は挙げるけど
事実婚なんだっていってたなあ。

夫婦別姓の国:イラン、カナダ・ケベック州、クウェート、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、韓国、中国、フランス、ベルギーなど

夫婦別姓(夫は旧姓、妻は結合性)の国:アルゼンチン、イタリア、キューバ、ブラジル、ペルーなど

選択制の国(夫は旧姓、妻のみ選択):イギリス、イスラエル、オランダ、ハンガリー、米国の一部、ポーランド、南アフリカ、チリ、パナマ、フィリピン、台湾など

選択制の国(夫も妻も選択を認める):ニカラグア、ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、米国の一部、ロシア、ウクライナ、オーストラリア、ブルガリア、モザンビーク、フィンランドなど

姓のない国:アラブの国々、アジア、アフリカには姓のない国が多い。
そういえばパキスタンでもNadeemさんという同僚がいて苗字も名前も区別なくNadeemさんで、監査の人に「この人は本当に存在する人ですか?」なんて疑われたこともあったっけ・・・(笑)

というわけで相変わらず話が長くなってしまったけど
おめでとうございました!

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紅葉の美しい思い出の地、鎌倉にて仏前式を挙げました。
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by emiemi0407 | 2012-11-25 22:37 | 独り言

東チモールの風景

東チモールは思っていた以上に
発展途上だった。
イメージは海岸沿いの十年後のジュバ。
われながらうまい表現だもおもったけど
ジュバの様子を知る人は少ないから
いまいちな表現かも。
わかる人にはわかる!

でも海と山と笑顔だたくさんあふれる素敵な国でした。


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by emiemi0407 | 2012-11-14 12:47

出張報告。完。

報告がおくれてしまってましたが
無事に東チモールより帰国しました。

基本的に毎日関係者に会い、
話し合い、
情報交換する、
という日々。
もちろん、出張の目的の一つは
現地事務所の職員のキャパシティビルディングトレーニングなのだけど
おおかたの出張がそうであるように
教えることより教わることのほうが多かった。

出張最終日は農村まで出張。
現行事業のモニタリングと
計画中の事業のサイトの実施可能性調査、いわゆるフィージビリティスタディに同行した。

今の仕事のほとんどはデスクワーク。
書類やパソコンのにらめっこして
電子メールと格闘する。
それも大切な仕事だけど
想像力がとぼしいわたしには
いったい自分が誰のために何を達成するために仕事してるのか
見失いがちになる日々だった。
今回の出張で実際に農業を営む人々に出会い、決して裕福ではないながらも
美しい笑顔を持つ人たちに出会い
自分たちが差し伸べた手を振り払うことなく受け入れてくれる姿を見て
意外とこの仕事も悪くないな、と
今の仕事を始めて一年半もして初めて思えた。

物流の末端の人はいかなる場合も搾取されているもの。
日々わたしたちが口にするすべての食べ物もしかり。
当然その先には生産者がいて日々苦労を強いられているひともいる。

難民の人たちのために仕事をしたかったのは彼らが社会的にもっとも弱い立場におかれていて
彼らが所属する政府以外の人間が手を差し伸べるべきだ思ったから。
農村への介入は政府がするべきことの一端を担うことになって
わたしのなかでいつも葛藤があった。
部外者ななにができるのか、と。

でも今回の出張で
真面目に働く政府の人に出会い、
その延長線上にある事業計画、実施の現場に立ち会い
さまざまな人たちが絡み合いながら物事が進んでいる様子を見て
あらためて自分が関わる仕事の意味、有意義な意味を、見つけることができた気がした。

点と点がつながってようやく線になった感じ。
あとはそれが面になるように努力していきたい。

出張ではほんとうにすばらしい人たちに出会えた。
メールでしかやりとりしたことない同僚。
書類だけで名前を知っていた人々。
レストランの元気なウェイトレス。
彼女は貧しい農村出身で昔わたしが働く組織から農具と種をもらったと言ってとても親切にしてくれた。
偶然レストランで会った陽気な人々。

すべての出会いに感謝して
これからの仕事のエネルギーにつなげていこう。
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by emiemi0407 | 2012-11-14 08:55 | 食物と農業
今回の出張のハイライト。
中期計画策定ワークショップ、無事(?)終了です。

NGOで働いていたときも
もちろん受入国政府の人と協議をして
必要な支援を考え実施する、というプロセスを踏んでいたものの
NGOではたくさんのするべき項目の中から一つを選んでいたのに対して
国連としてはその国が必要とする支援全体を見渡して
優先順位を立て
包括的な活動をしていく、ということが両者の違いだと思う。
もちろん、国連だってお金がたくさんあるわけではなくて
基本的に資金集めに大騒ぎしているわけだから
必要な支援を全部実施できるわけではないけれど
すくなくとも計画の中から
さらに視点を絞って
一つだけプロジェクトを実施するのではなくて
数か年に渡るプログラムを政府主導の下
さまだまなステークホルダーとともに実施していく、というところで
広い視野でマクロなレベルで国の発展に向けて貢献できるわけである。

実は年末までにアジア太平洋州地域全部の国の
中期計画を策定しなくてはいけないという状況の中、
一番進みが遅くて心配の種だった東チモールの計画書が
しっかりと話し合われそれなりの形に仕上がったことにほっとしている。

とはいえ、ワークショップでは
政府のひとたちからごもっともな意見がたくさん出て
まだまだ修正が必要な個所が多いことがよくわかった。
農業に関して、農業セクターの活動に関してど素人な私でも
世界全体の流れにそっているとはいえない部分が多い
計画書に?マークを持っていたので
当たり前といえば当たり前だけど・・・

けれどやはりその国の活動はその国の人が自分たち主導で決めて
実施していなかければ意味がない。
NGOにしても国連にしても
大切なのは国が主導で実施すること。
そしてその活動を継続すること。

独立から10年。
この国が積極的に自分たちの力で成長していく瞬間に立ち会えて
よかったな、と思えた一日だった。

今日の発見!は
東チモールの言語。
東チモールの公用語はポルトガル語とテトゥン語という現地語。
現地語の中にもたくさんのポルトガル語が融合されていて
30パーセントくらいはポルトガル語がそのまま使われている。
技術的な話をするときは英語が混じって
現地語がわからなくてもポルトガル語と英語がわかれば
50パーセントは現地語がわかる、ということが分かった。
とはいえ、日本なんかよりよっぽど英語が通じるので
生活に大幅に困る、ということはなさそうだけど
言語からも新しい国だな、というのを感じる。
この言語の問題は日常生活というより
現地の人には教育上の問題として大きな影を落としていることもわかった。
インドネシア占領下、人々はポルトガル語の教育を受けていなかった。
つまり、今働き盛りの若い人々のほとんどが実はポルトガル語を理解せず
小さな子供たちと年配の方たちのみがしっかりとしたポルトガル語での教育を受けているらしい。
紛争により失われたものはインフラだけではなく
知的財産ともいえるだろう。
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by emiemi0407 | 2012-11-07 18:56 | 食物と農業

初出張体験@東チモール

今の仕事を始めてから1年半にして
初、海外出張体験中@東チモールです。
思えば「国事務所」じゃなくて「地域事務所」に勤務している私。
出張があって当たり前のはずの環境だけど
いろいろと諸事情があるようで
出張はなかなか得られない機会のようです。

今回は私が担当している国の一つ、東チモールの
中長期計画策定のためのワークショップが開かれるので
それに参加するついでに
いろいろと滞っている事務所のプロジェクト管理関係の処理を進めるというもの。
事務所のキャパが低いので
私のバンコクでの仕事の70%は実は東チモールのために割かれているので
ここにきて仕事をするのは当然の結果といえば結果です。

とりあえず一週間でできるだけの滞っている問題を解決するべくがんばりまーす。

さて、バンコクからディリまでの旅。
バンコクからは2通りのルートがある。
一つはインドネシアのバリ経由。
もう一つはシンガポール経由。
どっちも往路か復路のどちらかで途中一泊しなくてはいけない。
バリのほうが楽しそうだけどどうせ夜中について朝出発するなら
どっちでもいいって結果にはなる。
今回は有無を言わせずシンガポール経由でした。

ダイレクトに飛べれば5時間くらいなもんだんだろうけど
一泊して到着するとなんだかずいぶん長旅だった気がする。
ちなみにバンコクとの時差は2時間。
2時間早い、つまり日本と時差が一緒です。

入国するのは到着時に30ドル支払って(観光・商用の場合)
その場でビザを取得できる。
と、聞いていたけど国連のパスポートだと30ドルもいらないそうで
ただスタンプをおされて入国できちゃいました。

初出張なので国連パスポートを使うのも実は初めて。
でもシンガポールで見せたら日本のパスポートを見せろといわれて
日本のパスポートで入国でした。
実は日本のパスポートのほうがビザの規定がゆるかったりする場合もある国もあって
日本人としては国連パスのありがたみは低いような気もする。
まあ、これまでのわたしの国連パスの使い道は
バンコクの空港のファストパスにしか使われてなかったわけだけど・・・
(私のタイの滞在許可は日本のパスポートにおされているので
出入国のスタンプも日本のパスポートにおされることになる)

もとい、出張です。
入国して税関を通ったらすぐに運転手さんが迎えに来てくれてました。
そこから15分ほどでビーチ沿いのホテルに到着。
シンプルな部屋だしバスタブはないけど
それなりに清潔で
インターネットも通じるちゃんとしたホテルです。

何が驚きってこの国には現地通貨というものがないこと。
基本支払いは米ドルです。
一応米ドルと同じ価値を持つ一ドル以下のコインがあるそうなのだけど
今のところ最低価格は1ドル。
両替しなくていいのは楽ちんだけど
自国の通貨がないとしって
やっぱりまだこの国は新しい国なんだなあと実感したりしてしまった。
ただたんにそれだけの経済力がないということなのかもしれないけど・・・

事務所ではいつもメールだけでやりとりしてた
同僚たちにやっと会えました。
やっぱり顔見て仕事したいよね、と妙に出会いに感動している私でした。

初日の感想
1.暑い。
湿気が多いと聞いていたけど乾季だそうで意外と乾燥してる気がする。
2.インフラがいまいち。
10年前の独立前は根こそぎインフラを破壊されたと聞いていたけど
本当になんでもかんでも破壊されたようで
首都だというのに最低限の舗装された道路と
低い建物しかない。
思ってたより発展途上な国だな、という印象。

ではとりあえず本日のレポートはここまで。
明日から本格的な作業に挑みます。
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by emiemi0407 | 2012-11-06 19:24 | 食物と農業
ハリケーンによってニューヨークが壊滅的な被害を受けている。
被災者の方たちの生活が早く復興することを願っている。
昨年バンコクという都市での災害に恵まれて不便な生活をしていたことを思い出し
さぞかしニューヨーク市内で暮らす人も大変な思いをしているのではないか、と思う。

ところで、
ニューヨークといえば各種国連本部が集まる場所。
世界中の事務所のサーバーがニューヨークに置かれていることも多く
機関によってはメールさえも使えない状態が数日続いているらしい。

幸い私が働く機関はローマに本部があるので
直接的な被害はないものの、
出張者がセキュリティクリアランスと呼ばれる旅行許可をもらおうとすると
セキュリティ管理をしている専門機関はニューヨークにあるため
許可が下りない。
銀行の送金も国連の銀行を使っていると滞ったまま、というような被害は出ている。

今日はアジア太平洋州地域の災害対策について話し合う会議に参加していたものの
まさに話題の中心となったBusiness Continuity Plan(BCP:事業継続計画)がまったく機能していないことが露呈されている状態で
他人の国やほかの機関に指導する前に
自分たちをなんとかしようよ、と思ってしまった。

BCPとは災害や事故などの予期せぬ出来事の発生の際にも
限られたキャパで必要最低限の事業を継続し
早期復旧するために事前に策定する計画のこと。
緊急支援の場合は特に緊急支援にだけ人材や労力を裂くのではなく
そのほかの事業をいかに滞りなく進め、
通常業務を行っていくか、ということが重要になってくる。
特に緊急支援の場合、スタンバイ要員がいることで緊急時に対応する、というのが理想ではあるが
実際には余剰人材を平常時にも持ち続けるほどの財源はないので
今ある人材でプラスアルファの業務をこなさなくてはいけない状況に陥ることは必至である。

そこで重要なのがいわゆる事前計画。
備えあれば憂いなし、とはよくいったもので緊急時に備えてどれだけの準備ができているかが
通常業務の継続にも重要になってくる。
今回起こっている問題は
通常業務の関心事が各国地域、フィールドでの業務に注目していて
まさか(本部にいる)自分たちが被災者となったり自分たちの身の回りが
緊急事態におかれることを想定していなかった(していたが甘く見ていた)ことが原因で起こっているといえる。
よく日本の災害対策でも
「もし首都圏直下型の地震が起きたら」という想定で進められていて
その想定はいざというときのすべての指揮系統の崩壊を防ぐ準備としてとても的を得ているものだといえる(実際に予定通りに機能するかどうかは別として)。

ザンビアで救急隊整備計画にかかわっていたとき、
事故後の処理の際最初に念頭に置くべきことは二次災害防止だということを何度も教わった。
事故の後の事故、自分が怪我や事故に巻き込まれないこと・・・
目の前に直ぐにでも助けなくてはいけない人がいるのにまず自分の安全を確保するために防護服と手袋の着用を義務付ける。
事故現場でそれを実践すると野次馬たちから「早くしろ」とまくし立てられる。

緊急事態に陥ったとき、大切なのは優先順位を見極めること。
そしていざというときの決断力をつけておくこと。
私は準備も大事だけどその2点につきるのではないか、思っている。
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by emiemi0407 | 2012-11-02 19:32 | 国連のお仕事