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世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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瞑想修行

年末に久しぶりにあった大学院時代の友人たちと
タイのビーチでヨガをしながら
強く薦められたvipassana瞑想のトレーニング。
10日間もセンターにこもって誰とも言葉を交わさずにひたすら沈黙を守りつつ瞑想を続けるという合宿。
そんなの無理、と思う反面、
いつもヨガのあとのちょっとした瞑想も出来ず、
悩んでいたのと
私よりおしゃべりな彼女たちができたんだったら大丈夫かも、
なんて甘い考えももちつつ、
日本に戻ってからも友人に薦められたこともあって
思い切って大型連休をつかって
大好きな京都で瞑想修行してきました。

あまりに壮絶だったので忘れてしまいそうなので、まだうまく言葉で表しきれない感想を心がまだ熱いうちにまとめておこうと思う。

0日目
夕方にセンターに到着。
登録や説明を聞いていきなりその日の夜から聖なる沈黙と瞑想トレーニングが始まる。
同室の仲間は八人。挨拶をすませ、それでは10日後に会いましょう、などといってしばらくまた他人になる。
女の子は意外とみんな普通。男性陣は今日は目にすることがあったけど仙人みたいなひともいた。
しかしみんな何者なのか分からぬまま、共同生活が始まる。
1日目
ひたすら辛い。
ただ座り続けることがこんなにつらいとは…苦しむだけで一日が終わる。
2日目
ひどい筋肉痛になるかと思いきや、意外と身体は普通。
少し呼吸を鋭く感じられるようになったけど心は意外とおしゃべりで瞑想中のほとんどは思い出に心を奪われて終わる。
3日目
うまく座れず先生に相談したらどんな格好でもいいし動いてもいいといわれる。
しかしすぐに下を向いて座るのはやめたほうがいいとも注意される。
理由は眠くなるから、と。
私の場合、身体が痛すぎて眠るどころじゃないんだけど…
4日目
今までは鼻回りの呼吸を感じることを続けてきたがこの日から新しい瞑想法、つまりヴィパッサナーを習う。
全身を感じる、というもの。
集中してるとわかるような、分からないような。
身体の部分によって分かるような、分からないような…
でも相変わらず集中しないで思い出や妄想に耽っていまい(笑)集中できず。
5日目
一日、三回、各一時間の瞑想中はいっさい動かない、という時間が与えられる。
堅い意思が必要で、でも意外と心に誓うとできるもの。しかし後半はいまかいまかと時間ばかり考えてしまう。
6日目
だいぶ慣れてきたような。
全身の流れを感じられるようになった。
でもやっぱりあたまが散歩してしまう。
最近は思い出しすぎて小学時代の思い出に到達してしまった(笑)
ほろ苦い恋の思い出も。
7日目
集中しかけたと思ったらなんか周りの雑音がひどく気になるようになった。
しかも思い出も辛いものが多くて目の前で亡くなった人の顔などがなぜか思い出された。
こころが重たい。
8日目
風邪ひいた予感。
あとわずかなのに集中できず焦る。
焦るとさらに集中できない。
葛藤。
9日目
体調絶不調。
しかもアレにもなり、最低。
熱がでてて意識が朦朧とするものの、案外集中できる。
一時間の不動の時間も余裕になる。
感覚が研ぎ澄まされてきた。
10日目
と思ったら最終日。
メッタという新しい瞑想法を指導され、聖なる沈黙がお昼に解かれる。
始めてルームメイトとも会話をする。
しかし相変わらず体調が悪く折角の会話もほどほどに残りの修行を続ける。
最終日
朝の瞑想ののち、掃除をして解散。

終わってみるとあっという間だった。
始まる前は自分がどうなっちゃうんだろう、とか心配していたけど意外と普通な自分がいた。
何が変わる、とかじゃなくて、ここで学んだことを生活に活かす術を学んだ、というほうが正しいのかもしれない。
まずはヨガのすばらしさを改めて知り、そもそもヨガが瞑想そのものだったことをよく理解できた。あ、ヨガって要するに活動的な瞑想法(Active Maditation)なんだ、と。
そして呼吸を意識することの大切さを改めて感じた。

生活面では徹底的な沈黙をまもるほか、菜食を一日二食、お酒とタバコは禁止、男女の接触は禁止、外部との連絡やセンター外へ出ることは禁じられていた。
しかし、案外誰とも目を合わさず言葉を交わさないことってできるもの。人見知りのわたし的には毎日食事のたびに愛想を振りまく必要もなく、なんとなく逆に楽だった気がする。
もともと菜食なので肉や魚がなくても生きていけるので野菜中心の食事は毎日快適ではあった。
タバコも吸わないしアル中でもないので、我慢できたし、男子との接触も残念ながら普段もないので(笑)ごく普通だった気がする。
ボランティアのひとなキメ細やかな配慮のおかげで清潔で快適な生活ができた。

自分の心が浄化されるプロセスで潜在意識が高まってさまざまな夢をみるという。
しかしわたしはなぜかいつも決まって同じ夢をみてた。
それは大熱唱する和田アキ子。歌はあの鐘を鳴らすのはあなた♪ってやつ。
なんで?と思うが鐘の音で毎日生活をしてたので鐘の音、とかかってたんだろう…(笑)はたまたわたしは知らずに和田アキ子の大ファンだったのか⁈
よっぽど先生に相談しようとおもったものの、アメリカ人の彼には和田アキ子の芸能界における存在感などの理解は出来ないだろうと、いや、そんな意味の分からない夢の話はするべきではないと黙っていた。
こういうの、誰とも共有出来ないというのは辛いものがあったかな…

一日食事と寝るとき以外は瞑想なのだけど食事のあと、休憩時間があってわたしは庭に咲く大きな桜を眺めるのが毎日楽しみだった。
到着したときは五分咲きだった桜が満開になり、散り、そして帰る頃には葉桜になった。
10日間、というのはそういう期間なんだと。短いようである生命が花開き新しい運命が始まる。
この世の全ては無常である、という仏陀の教えを常に頭に置いて修行をして、ああ、これがアニッチャー、変化する、ってことなんだ、と深く感じた日々。

世の中は変化し、それを感じるのは自分。いつもこころを平静に保つこと。なかなか難しいことだけど日々、鍛錬していこうと思う。

この機会を与えてくれた全てのひとに感謝です。
by emiemi0407 | 2011-05-10 07:38 | 旅の話