世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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カテゴリ:食物と農業( 30 )

社員旅行無事終了。

朝早く会場について支度をして
帰りはみんなが飲み始めてリラックスしている姿をみながら
次の日の準備や
その日のレポートを準備する。

会議のお手伝いは去年に引き続き二回目だけど
今年は会議のプログラムを自分たちで作ったこともあって
より一層忙しい三日間だった。

もっとも話し合われている内容に貢献できるわけではないので
裏方でお手伝いしているほうが役だてるといえば役立てるので
マネージャー気質のわたし的にはこれが適切な社員旅行への参加なのだとはわかっているのだけど
マネージャー業と違うところは選手たち(ここでは会議の参加者たち)に感謝されることがないということだ。

人に何かを任せる、ということは
責任だけじゃなくて権利も渡すべきこと。
そしてその役割に感謝に貢献を認めることが大切だとおもう。
やってもらって当然で感謝もないのいうのは悲しすぎる。

多少の達成感を感じたのは少なくとも私たちの貢献を認めてくれて感謝してくれる人がいたこと。
でも同時に残念だったのは
わかってくれていると信じていた人が全く分かってくれていないと知ったこと。

まあ世の中なんてこんなものなんだろう、と思い
一晩寝たらスッキリするようになった私は我ながら成長したな、と思う。
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by emiemi0407 | 2013-02-16 01:08 | 食物と農業

出張報告。完。

報告がおくれてしまってましたが
無事に東チモールより帰国しました。

基本的に毎日関係者に会い、
話し合い、
情報交換する、
という日々。
もちろん、出張の目的の一つは
現地事務所の職員のキャパシティビルディングトレーニングなのだけど
おおかたの出張がそうであるように
教えることより教わることのほうが多かった。

出張最終日は農村まで出張。
現行事業のモニタリングと
計画中の事業のサイトの実施可能性調査、いわゆるフィージビリティスタディに同行した。

今の仕事のほとんどはデスクワーク。
書類やパソコンのにらめっこして
電子メールと格闘する。
それも大切な仕事だけど
想像力がとぼしいわたしには
いったい自分が誰のために何を達成するために仕事してるのか
見失いがちになる日々だった。
今回の出張で実際に農業を営む人々に出会い、決して裕福ではないながらも
美しい笑顔を持つ人たちに出会い
自分たちが差し伸べた手を振り払うことなく受け入れてくれる姿を見て
意外とこの仕事も悪くないな、と
今の仕事を始めて一年半もして初めて思えた。

物流の末端の人はいかなる場合も搾取されているもの。
日々わたしたちが口にするすべての食べ物もしかり。
当然その先には生産者がいて日々苦労を強いられているひともいる。

難民の人たちのために仕事をしたかったのは彼らが社会的にもっとも弱い立場におかれていて
彼らが所属する政府以外の人間が手を差し伸べるべきだ思ったから。
農村への介入は政府がするべきことの一端を担うことになって
わたしのなかでいつも葛藤があった。
部外者ななにができるのか、と。

でも今回の出張で
真面目に働く政府の人に出会い、
その延長線上にある事業計画、実施の現場に立ち会い
さまざまな人たちが絡み合いながら物事が進んでいる様子を見て
あらためて自分が関わる仕事の意味、有意義な意味を、見つけることができた気がした。

点と点がつながってようやく線になった感じ。
あとはそれが面になるように努力していきたい。

出張ではほんとうにすばらしい人たちに出会えた。
メールでしかやりとりしたことない同僚。
書類だけで名前を知っていた人々。
レストランの元気なウェイトレス。
彼女は貧しい農村出身で昔わたしが働く組織から農具と種をもらったと言ってとても親切にしてくれた。
偶然レストランで会った陽気な人々。

すべての出会いに感謝して
これからの仕事のエネルギーにつなげていこう。
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by emiemi0407 | 2012-11-14 08:55 | 食物と農業
今回の出張のハイライト。
中期計画策定ワークショップ、無事(?)終了です。

NGOで働いていたときも
もちろん受入国政府の人と協議をして
必要な支援を考え実施する、というプロセスを踏んでいたものの
NGOではたくさんのするべき項目の中から一つを選んでいたのに対して
国連としてはその国が必要とする支援全体を見渡して
優先順位を立て
包括的な活動をしていく、ということが両者の違いだと思う。
もちろん、国連だってお金がたくさんあるわけではなくて
基本的に資金集めに大騒ぎしているわけだから
必要な支援を全部実施できるわけではないけれど
すくなくとも計画の中から
さらに視点を絞って
一つだけプロジェクトを実施するのではなくて
数か年に渡るプログラムを政府主導の下
さまだまなステークホルダーとともに実施していく、というところで
広い視野でマクロなレベルで国の発展に向けて貢献できるわけである。

実は年末までにアジア太平洋州地域全部の国の
中期計画を策定しなくてはいけないという状況の中、
一番進みが遅くて心配の種だった東チモールの計画書が
しっかりと話し合われそれなりの形に仕上がったことにほっとしている。

とはいえ、ワークショップでは
政府のひとたちからごもっともな意見がたくさん出て
まだまだ修正が必要な個所が多いことがよくわかった。
農業に関して、農業セクターの活動に関してど素人な私でも
世界全体の流れにそっているとはいえない部分が多い
計画書に?マークを持っていたので
当たり前といえば当たり前だけど・・・

けれどやはりその国の活動はその国の人が自分たち主導で決めて
実施していなかければ意味がない。
NGOにしても国連にしても
大切なのは国が主導で実施すること。
そしてその活動を継続すること。

独立から10年。
この国が積極的に自分たちの力で成長していく瞬間に立ち会えて
よかったな、と思えた一日だった。

今日の発見!は
東チモールの言語。
東チモールの公用語はポルトガル語とテトゥン語という現地語。
現地語の中にもたくさんのポルトガル語が融合されていて
30パーセントくらいはポルトガル語がそのまま使われている。
技術的な話をするときは英語が混じって
現地語がわからなくてもポルトガル語と英語がわかれば
50パーセントは現地語がわかる、ということが分かった。
とはいえ、日本なんかよりよっぽど英語が通じるので
生活に大幅に困る、ということはなさそうだけど
言語からも新しい国だな、というのを感じる。
この言語の問題は日常生活というより
現地の人には教育上の問題として大きな影を落としていることもわかった。
インドネシア占領下、人々はポルトガル語の教育を受けていなかった。
つまり、今働き盛りの若い人々のほとんどが実はポルトガル語を理解せず
小さな子供たちと年配の方たちのみがしっかりとしたポルトガル語での教育を受けているらしい。
紛争により失われたものはインフラだけではなく
知的財産ともいえるだろう。
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by emiemi0407 | 2012-11-07 18:56 | 食物と農業

初出張体験@東チモール

今の仕事を始めてから1年半にして
初、海外出張体験中@東チモールです。
思えば「国事務所」じゃなくて「地域事務所」に勤務している私。
出張があって当たり前のはずの環境だけど
いろいろと諸事情があるようで
出張はなかなか得られない機会のようです。

今回は私が担当している国の一つ、東チモールの
中長期計画策定のためのワークショップが開かれるので
それに参加するついでに
いろいろと滞っている事務所のプロジェクト管理関係の処理を進めるというもの。
事務所のキャパが低いので
私のバンコクでの仕事の70%は実は東チモールのために割かれているので
ここにきて仕事をするのは当然の結果といえば結果です。

とりあえず一週間でできるだけの滞っている問題を解決するべくがんばりまーす。

さて、バンコクからディリまでの旅。
バンコクからは2通りのルートがある。
一つはインドネシアのバリ経由。
もう一つはシンガポール経由。
どっちも往路か復路のどちらかで途中一泊しなくてはいけない。
バリのほうが楽しそうだけどどうせ夜中について朝出発するなら
どっちでもいいって結果にはなる。
今回は有無を言わせずシンガポール経由でした。

ダイレクトに飛べれば5時間くらいなもんだんだろうけど
一泊して到着するとなんだかずいぶん長旅だった気がする。
ちなみにバンコクとの時差は2時間。
2時間早い、つまり日本と時差が一緒です。

入国するのは到着時に30ドル支払って(観光・商用の場合)
その場でビザを取得できる。
と、聞いていたけど国連のパスポートだと30ドルもいらないそうで
ただスタンプをおされて入国できちゃいました。

初出張なので国連パスポートを使うのも実は初めて。
でもシンガポールで見せたら日本のパスポートを見せろといわれて
日本のパスポートで入国でした。
実は日本のパスポートのほうがビザの規定がゆるかったりする場合もある国もあって
日本人としては国連パスのありがたみは低いような気もする。
まあ、これまでのわたしの国連パスの使い道は
バンコクの空港のファストパスにしか使われてなかったわけだけど・・・
(私のタイの滞在許可は日本のパスポートにおされているので
出入国のスタンプも日本のパスポートにおされることになる)

もとい、出張です。
入国して税関を通ったらすぐに運転手さんが迎えに来てくれてました。
そこから15分ほどでビーチ沿いのホテルに到着。
シンプルな部屋だしバスタブはないけど
それなりに清潔で
インターネットも通じるちゃんとしたホテルです。

何が驚きってこの国には現地通貨というものがないこと。
基本支払いは米ドルです。
一応米ドルと同じ価値を持つ一ドル以下のコインがあるそうなのだけど
今のところ最低価格は1ドル。
両替しなくていいのは楽ちんだけど
自国の通貨がないとしって
やっぱりまだこの国は新しい国なんだなあと実感したりしてしまった。
ただたんにそれだけの経済力がないということなのかもしれないけど・・・

事務所ではいつもメールだけでやりとりしてた
同僚たちにやっと会えました。
やっぱり顔見て仕事したいよね、と妙に出会いに感動している私でした。

初日の感想
1.暑い。
湿気が多いと聞いていたけど乾季だそうで意外と乾燥してる気がする。
2.インフラがいまいち。
10年前の独立前は根こそぎインフラを破壊されたと聞いていたけど
本当になんでもかんでも破壊されたようで
首都だというのに最低限の舗装された道路と
低い建物しかない。
思ってたより発展途上な国だな、という印象。

ではとりあえず本日のレポートはここまで。
明日から本格的な作業に挑みます。
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by emiemi0407 | 2012-11-06 19:24 | 食物と農業

MDGからRIO+20

十月は
世界食糧デーやら
国連デーなど
イベントが目白押しだった。
だからといって何が忙しくなるわけでもないけど
(イベントで和食つくるくらい?)

国連デーの基調講演ではひさしぶりに学びを得たので忘れないうちにここに記載。

世界は、というか国連はこれまで
ミレニアム開発目標、通称MDG.という2015年までに達成すべき目標を目指し
活動を続けてきたわけだけど
実はもう2015年はすぐそこにあるわけで
このままでは目標を失ってしまうので(シニカルですみません)
新しく2050年!までの目標設定をした。
これが持続可能な開発目標、別の呼び方でよくRIO+20なるものである。
基調講演はまさにこれから国連が進むべき方向に対する指南だった。
RIO➕20では持続可能な開発目標達成にむけてするべきこととして

Economic prosperity:貧困削減、中所得者の増加
Social inclusion: 世界人権宣言に基づいたすべての人に平等の権限を保証
Environmental sustainability: 環境問題への対応
Good governance:官民合同の努力

が重要らしい。
各地での紛争の問題を飢餓対策と同じ問題として捉えているところがわたしとしては共感。
紛争問題って結局土地を巡る問題でその土地にある資源や土地利用、そこに住む人々が紛争要因として捉えられるのだろう。

ま、別にこれといって画期的なことをいっているわけではないのだけど
基調講演をしてくれた人の
アメリカ人特有の皮肉交じりの調子の語り口が
とても分かりやすくて
しっかりと学びを得た講演だった。

今夜はハローウィン!
ハッピーハローウィン!
今年も残すところあと二ヶ月。
ひきつづきのんびりがんばっていきましょー。
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by emiemi0407 | 2012-10-31 13:32 | 食物と農業

2年目突入

皆様にご心配をおかけしましたが
その後順調に回復し、もうすっかり元気です。
といいたいところだけど、免疫力が低下しているのか
ちょっと涼しくなっただけで風邪をひいたり
またしても腰痛に悩まされたりしている日常です。

さて、気が付けば、国連職員になってからあっという間に1年が経過しました。
日本を経ったのがついこのあいだだと思ってたのに
2年目の契約更新手続きをしたり
アパートの更新手続きをしていて
少しずつ、ああもう2年目に突入しているんだ、と感じ始めました。

今思えば仕事がなく暇でひまで仕方がないと言っていた1年前。
そうこうしているうちに洪水支援が始まりようやく忙しくなった。
そしてその洪水支援も来月で終了する。
自分はなんでここにいるのか、何のためにいるのか、
そんな自問自答を繰り返した一年だった。
自分の専門とは全くかけ離れた農業という世界。
緊急支援なんて誰も興味を持っていない環境で働き続けることは
一人文化も言葉も違う環境に放り出されているのと同じで
頼れる人もおらず孤軍奮闘してきた。
一方で20代のころもっていたファイティングスピリットのようなものはまったく持ち合わせておらず、
長いものには巻かれろ精神でただひたすら平穏に日々が過ぎるように祈ってきた日々。
でも心のどこかで納得していない自分は
さりげなく現状に反発してみたり
悶々と悩んだりしてきた日々だった。

そんな中、先週、カウンターパートである農業省の人との会議で
洪水支援のレビューをしていたときに
担当局の代表から
「君からはたくさんのことを学んだ」と言ってもらえたことは
私にとって大きな励みになった。
本当にこれでいいのか、という思いを抱えながらも
精一杯の力と限られた知識を振り絞って作った事業。
丁寧に実施してきた事業。
これに対して受け入れ先の政府の方が感謝をしてくれて
そして人々の役に立ったと言ってくれたことは
今の仕事を始めてから一番うれしかった出来事だった。

組織からしてみたらはっきりいって何のメリットもならなかった行動もしていたかもしれない。
自分のプロジェクトを各種ドナーに売り込んで
結局は自分の手元で実施できたわけではないけれど
政府を通じてそのプロジェクトが実施可能になったこと。
それは知っている人しか知らない私の散々の努力の結果だった。
でも誰がどう評価をするにしても
それが被災者の役に立ったと知ることができて
そして感謝してもらえたこと。
これからの政府の支援モデルとして使いたいと言ってもらえたこと。
事実を知っている人だけがわかることだけれど私はそれでも初めて自分の仕事の意義を感じることができた。

最近、人の就職相談に乗ることが多い。
自分自身も1年後の行く末を案じて就職活動を始めたり
不安になることも多いけれど
アドバイスをしながら
案外自分の仕事が嫌いじゃないことに気が付いた。
住めば都、というか
結局私はどこで何をするかより誰と働くかが一番大切だということに改めて気が付く。
幸い、理解のある心優しい上司の下で働くことができて
癖がある人もいながらも基本的にはやさしい同僚と働けて
結局私は恵まれた環境にいるんだな、と思ったりしている。

なんだかとりとめのない日記になってしまったけど
こんな感じでタイでの生活が続いています。
何よりも、生活のストレスがまったくない環境で生きていけることに喜びを感じている。
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by emiemi0407 | 2012-07-24 22:27 | 食物と農業

洪水被害地より

調査をした日の夜は満月。
スコータイはロイクラトン、と呼ばれる一年に一度のお祭りでした。
残念ながらスコータイにたどり着いたのは夜の12時近くで
全然お祭りは楽しめなかったものの、
不謹慎にも洪水で水浸しになった土地に
満月が反射して輝いている様子は
幻想的で美しいとおもってしまった夜でした。

現地よりスナップショット。

牛さんもみんなで避難中です。
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豚さんは道路に避難しているもののストレスが溜まり
脱走を企てます。
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赤ちゃんはいつでもおなかが空いてます。
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ここでも・・・
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ちなみに、現地出張にいったら新しい学位をもらえたようで
晴れてドクターに昇進しました(笑)
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スリランカで子供たちに「ヤマダ」呼ばわりされていた時代を思うと
私も出世したもんだわ。(してないけど・・・)
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by emiemi0407 | 2011-11-13 21:56 | 食物と農業
祝111111!
日本にいたら絶対今日の切符取っておいてるなあ~と地味なことを考える私。
本日、北部洪水地域の出張から戻りました。

訪問先はスコータイ、ナコンスワン、チャイナート。
今回の出張は
すでに水が引いているスコータイ、
だいぶ水が引いているもののまだまだ多くの家屋が浸水しているナコンスワン、
そして完全に浸水しているチャイナートの三か所を回り
主に家畜への被害調査を行う、というもの。
今までの私の経験だと
ごく広い範囲で一般的な洪水被害調査、というものを行ってきたのだけど
さすが農業専門機関、なだけあり
実施事業の目的に合わせたかなり限定的な内容の調査をしてきた。

人道支援を行ってきた私にとって
まだまだ水が引かずに住む家を追われて
厳しい生活を強いられている人もいる中で
彼ら自身へのサポートをするのではなく
彼らが飼っている家畜への支援のみを行う、というのに
少し違和感を覚えずにはいられないが
結局限られた予算や時間の中でできることは限られているのと
自分たちだけが支援を行うわけでもなく多くのステークホルダーがいること、
そして自分たちの立場というものを考えて総合的に判断すると
自分たちが得意とする分野で能力を発揮するという意味では
こうするしかないのだと納得するようにした。
そしてさらに、今後の被災者の生活を支えていくうえでは
ただ被災者の今、を助けるのではなく
長期的な視野にたった生活保護をしていく必要がある。
農業や漁業、そして畜産を生業としている地方の人々にとっては
その生計手段を支えることこそ復興への一歩なのだ、と思う。

調査報告書には詳しい被害状況がたんたんと述べられることになるのだけど
私が今回の出張で一番印象的だったのは
困難な状況にもかかわらず笑顔で迎えてくれる村人の姿だった。
「ちょっと前までは水が引かずにどうしていいか途方に暮れていた。
けれど少しずつ水が引いて一生つらいことが続くわけじゃないんだとわかったら
なんだか人生楽しくなってきたのよ」というおばちゃん。
「まだまだ津波の被害でたいへんな日本からわざわざ私たちを助けに来てくれたなんて
感心するわー」とぎゅっと手を握ってくれるおばちゃん。
7月に出張したときに比べて少しだけタイ語でコミュニケーションを取れるようになって
直接現地の人と会話を交わせるようになった。
そうすると微妙なニュアンスが言葉から伝わってきて
妙に心にぐっとくる出会いだった。

今回の旅は、同時に自分が何を目指しているのか改めて考えることができた旅でもあった。
農業の専門家でも畜産の専門家でもない私に
農業分野でできることは限られている。
でも私にしかできないこともあるんじゃないか、と逆に考えるようにしていた。
そして思ったことは
本当はこういう人々の、ひとりひとりの思いを鋭く感じて
伝えていくことをしたいと思った。
ナイーブといわれるかもしれないけれど
私は書類やデータと一緒に仕事をするんじゃなくて
人と仕事をしたいんだ、と思った。
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by emiemi0407 | 2011-11-11 21:43 | 食物と農業

世界食糧デー

さて、10月16日は世界食糧デーです。
って知っている人はほとんどいないと思われるが・・・
私も知りませんでした、っと。

というわけでにわかにイベントで騒がしい私の周り。
おお、そうでした。
私は食糧関係の仕事してるんでしたっけ。

さて、世界食糧デーとは
世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくために
この日をきっかけとして、自分自身の生活を見つめ直し、
少しでも世界の人々と共に生きる生き方を実践しようとする人が増やされていくこと
を目的としているらしい。

今年のテーマは
「食糧価格:危機から安定へ」
ということだそうです。
世界の食糧価格は一時期上昇を続け、
上昇こそ止まったものの、そこで横ばいを続けている。
つまり食糧価格の高騰のため
食糧にアクセスできない人々の数が増大している、というのが
現在世界的な問題。
食糧価格の上昇の背景にはいろんなものがあるものの、
主な注目は干ばつや洪水などの天災によるものであり、
ひいては気候変動が原因である、ということで
気候変動対策にも注目が集められる。
これだけ聞いているとなるほど、と思うけれど
こうやっていろんな理由付けをして
自分たちの仕事を増やしてきたんだと思わずにはいられない
少しすれているわたしが最近いたりします。
いかんいかん。
組織愛を持たねば。

もとい、今日は農業省主催による世界食糧デーのイベントでした。
私は洪水対策の件で関係者に会いたかったこともあり、
シニアなオジサマたちにまじってなぜか参加。
これが意外と面白かった。

まずは偉い人たちのスピーチ。
相変わらず中途半端な同時通訳なので
タイ語では何を言っているのかわからないし
英語のスピーチはタイ人たちにはわからなかっただろうけど
不思議とみんな同じ顔して
わかった風な顔して話を聞いているのが面白い。

そして全員突然起立したと思ったら
今度は大合唱。
なんでも今年のこのイベントのために作られた歌だそうで。
みんな初めてのメロディーに戸惑いながら歌います。
そして2番もあります。

そしてまさかの2曲目。
まだあったんですかー。
こちらは3番までありました。

そして。
まさかの3曲目。
きたー。
と思ったら、3曲目は国家でした。
みんな自信満々に歌っておりました。

っていうかさー、タイ人、歌うたうの好きなんだろうけど
下手なんだよね・・・
ホテやバールの歌手がみんなフィリピン人っていうのがよくわかります。
みんなカラオケの域を超えられないというか。
でも一生懸命歌う姿に私は感動した!

その後はクッキングデモンストレーションや
屋台での食事あり。
帰りにはおみやげに今年のわが社の食糧デー向けのロゴ入りの手提げに
お米500グラムをいただきましたー。
っていうはほかに配るところあるだろ!とつっこみたくもなりましたが
お米を配るプロポーザルを書きながら
実は自分が受益者になってしまっている私でした。

今日のイベントはすべて農業省持ち。
うん、お金あるね、この人たち。と思ってしまった一日でした。

来週月曜日はわが社で世界食糧デーです。
ビバ!世界食糧デー。
ちなみに大臣は今日は洪水被災地へ出張中、ということで不在。
さすがです。
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by emiemi0407 | 2011-10-14 23:21 | 食物と農業
月曜日から3日間、
Data Issues in Humanitarian Crisis Situations
(人道危機時における情報収集にかかる問題点)
なるワークショップに参加してみた。
金曜日の夕方に同僚から「これ出ておいて」とメールが来て
この結末です。
まあ事務所でパソコンの前に座ってぼーっと意味のわからない文書を読んでいるよりは
ずっと勉強になるし
ネットワーキングにもつながるのでよしとしましょう。
しかも今回のワークショップはメリディアンホテル♪だったので
お食事もおいししいしなかなか快適でした。

国連にはさまざまな機関があって
大きなものから小さなものまで
有名なものからそうでないものまで
何をしているのかはっきりしているところから
そうでないところまでさまざまある。
もちろん、どの組織も意味があって細分化されているのだけど
興味がないとなかなか自分が働く組織以外のことを詳しく知るのは難しい。

今回のワークショップを企画していた団体はUNFPAという機関で
日本語では「国連人口基金」というところ。
主に人口問題、リプロダクティブヘルス、が専門、といったところか。
この組織が緊急支援時にベースラインデータを集めて
それを提供していたとは実は知らなかった私。
もっともそのデータを公表しているのは彼らではなくてまた別の国連組織(OCHA)なわけで
外から見てるとOCHAが情報収集しているように見える。
たしかに、人口統計のプロ、となったら
どんな状況でも数を数えるのは得意な人たちなわけで
そのスキルを活かさない手はない、ということで彼らが
人道危機の際にも情報収集を担当しているそうであーる。

個人的には人口問題、という根本的なことを学んだのが私にとっては一番の収穫だったかも。
私はお恥ずかしいながら「人口問題」に対する対策というのはどういうものかがわかっておらず
それは世界の人口をコントロールすることだと思っていた。
でももちろんそんなことはなくて
別に人口を増やそうとも減らそうとはしていなくて
人口が増減することによる問題を分析してそれに対処していく、というのが主な目的。
とくに「世界中のひとが健康で生きられること」と目指している、ということ。
ついつい日本にいると
少子化だとか高齢化だとかそういう問題が目につくけれど
それは日本独自の問題であって、
結局世界がどういうトレンドにあるかということは関係なく
各国政府が頭をひねって対応していかなくちゃいけない事項なのだということ。
バランスのとれた社会ってどうしたら作れるのだろう。
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by emiemi0407 | 2011-09-14 22:08 | 食物と農業