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世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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1月24日Mon ザンビアで100円の価値

 私の所属する団体の本部からある依頼をされた。
 「日本の子供たちに100円の大切さを伝える授業をするから
 それに関する資料がほしい」
 
 つまり、ザンビアで100円がいかに重要な価値のあるものかを
 知らせる資料作りだ。

 早速、身近なザンビア人に100円(=4500クワッチャ)あったら何に使うか、
 をたずねた。
 ジュース3本。
 パン2ロールで500クワッチャのおつり。
 缶コーヒー一杯。
 一回分の食事。
 などなど。
 と、あれれ??
 ザンビアでも100円じゃあたいしたもの買えないのかも・・・
 という結論に達してしまった。
 ザンビア人に言わせると
 4500クワッチャははっきりいって大してうれしい額のお金ではないらしい。
 
 そう。ザンビアの物価は意外に高い。
 そして「最貧国」といわれるものの
 首都ルサカで私が接するような人たちは意外に
 贅沢に暮らしていたりもする。
 もちろん、それがザンビアのすべてではないけど
 少なくとも
 アジアの旅先で出会った、
 1ドルに価値を見出す子供たちとは少し違う。

 せっかくの授業の題材なのに
 「え~世界で100円は大した価値はありません」
 と、言うわけにはいかないので
 いろいろネットで調べてみた。
 世界にはいろんなところがある。

 100円でできるNGO活動↓
 http://www.janic-ngoarena.org/100yen/100yen.html

 たとえばアフガニスタンでは
 子ども向けの補助栄養食を1人に約15日分購入することができたり、
 ネパールでは約15本の木が植えられたりもする。

 「給食を残しちゃいけませんよ。世界ではパン一つ食べられないで
 餓死していく子供がいっぱいいるんだから」
 と、よく小学校で教えられたりしたけど
 違う次元の話をされるより
 自分の身近なものと比較されると
 より子供たちにわかりやすい教育が出来るに違いない。
by emiemi0407 | 2005-01-24 19:23 | Zambia