人材雇用って難しい
2009年 04月 22日
人材雇用に関して大きな壁に直面している。
その1:新規雇用スタッフ
応募は山ほどあるけど実際に働いてくれる人が少ない。
スーダン人は何をそんなに期待しているのか。
物価が高いのがわかるが人件費もものすごーく高い。
しかも高額払うだけの価値があるのかどうかはなぞ。
日本ではNGOというと安月給、が大方の理解(実際にそうだし)。
しかし途上国においては国際NGO=高額の給与がもらえる、となる。
そもそも国連が払いすぎなんだよ、たいした経験のないスタッフに。
私たちには予算というものがあるわけで
その予算がオーバーするとなるとどんなに魅力的な人が来ても採用するのは難しい。
一方、最初から大きな額を提示してくる人はまだいい。
学校卒業したばっかりのエンジニアだと2000ドルはほしい、とか。
あんた、経験なしでどんだけのことができるんだ?と聞きたくはなるが
そもそもそういう人は採用しないわけで、
あ、どうもありがとうございました、で終わる。
しかし一度給与額に合意して
わざわざ一日かけてトレーニングしたのに翌日からこない若者たち。
これがやっかい。
しかもやめる理由はたいてい「家族が病気」とか「家族が死んだ」とか。
もしかしたら本当なのかもしれないけど3人も4人も同じ言い訳で辞めていくし
他のスタッフに聞くと
「最初から給与が安すぎると文句言っていた」とかいう情報も出てきて
そんな家族を殺してまで嘘つかなくても・・・といいたくなる。
契約内容に合意していないなら最初から来ないでくれよ、といいたくもなる。
しかし数多くの履歴書の中から選ばれ、
面接してこの人なら大丈夫と信じた人にあっさり裏切られるのは胸が痛い。
というわけで採用しては辞められ
なかなかスタッフが定着しない。
面接するのにもそろそろ疲れた・・・
その2:既存スタッフ
今年からスタッフ全体会議を実施することにした。
いままで忙しいのと、どうしても全員そろうのが難しくて
めったにミーティングを開けなかったのだけど
やはりそれだとチームで働いている感に欠けてしまうので
最低月に一回は実施するように決めた。
しかしスタッフも知恵をつけるようで
単に情報共有の場にとどめず
国際スタッフへの文句、おっと失礼、提案、の場になりつつある。
今回もいくつかの文句、じゃない、提案が上がってきた。
ひとつひとつにこたえていく。
ほとんどは「給与上げろ」「もっとインセンティブをくれ」あれくれ、これくれ・・・
結局支援先の村の人々も
わが事務所のスタッフも
同じスーダン人なわけで
根本的な「くれくれ精神」は変わらないらしい。
でも毎回毎回迫られる給与アップ交渉にはかなり体力消耗します。
その3:国際スタッフ
現地スタッフの扱いだけでも苦労しているのに
わがままな国際スタッフもいてかなり胸が痛む。
なによりもここが一番つらいかも。
ああ・・・国際スタッフなら国際スタッフらしくふるまってほしい・・・
でも自分が苦しまないために考え出した逃げ道。
はい、彼は国際スタッフではなく現地スタッフなのだ、と。
そう考えると少し気持ちが楽になる。
その1:新規雇用スタッフ
応募は山ほどあるけど実際に働いてくれる人が少ない。
スーダン人は何をそんなに期待しているのか。
物価が高いのがわかるが人件費もものすごーく高い。
しかも高額払うだけの価値があるのかどうかはなぞ。
日本ではNGOというと安月給、が大方の理解(実際にそうだし)。
しかし途上国においては国際NGO=高額の給与がもらえる、となる。
そもそも国連が払いすぎなんだよ、たいした経験のないスタッフに。
私たちには予算というものがあるわけで
その予算がオーバーするとなるとどんなに魅力的な人が来ても採用するのは難しい。
一方、最初から大きな額を提示してくる人はまだいい。
学校卒業したばっかりのエンジニアだと2000ドルはほしい、とか。
あんた、経験なしでどんだけのことができるんだ?と聞きたくはなるが
そもそもそういう人は採用しないわけで、
あ、どうもありがとうございました、で終わる。
しかし一度給与額に合意して
わざわざ一日かけてトレーニングしたのに翌日からこない若者たち。
これがやっかい。
しかもやめる理由はたいてい「家族が病気」とか「家族が死んだ」とか。
もしかしたら本当なのかもしれないけど3人も4人も同じ言い訳で辞めていくし
他のスタッフに聞くと
「最初から給与が安すぎると文句言っていた」とかいう情報も出てきて
そんな家族を殺してまで嘘つかなくても・・・といいたくなる。
契約内容に合意していないなら最初から来ないでくれよ、といいたくもなる。
しかし数多くの履歴書の中から選ばれ、
面接してこの人なら大丈夫と信じた人にあっさり裏切られるのは胸が痛い。
というわけで採用しては辞められ
なかなかスタッフが定着しない。
面接するのにもそろそろ疲れた・・・
その2:既存スタッフ
今年からスタッフ全体会議を実施することにした。
いままで忙しいのと、どうしても全員そろうのが難しくて
めったにミーティングを開けなかったのだけど
やはりそれだとチームで働いている感に欠けてしまうので
最低月に一回は実施するように決めた。
しかしスタッフも知恵をつけるようで
単に情報共有の場にとどめず
国際スタッフへの文句、おっと失礼、提案、の場になりつつある。
今回もいくつかの文句、じゃない、提案が上がってきた。
ひとつひとつにこたえていく。
ほとんどは「給与上げろ」「もっとインセンティブをくれ」あれくれ、これくれ・・・
結局支援先の村の人々も
わが事務所のスタッフも
同じスーダン人なわけで
根本的な「くれくれ精神」は変わらないらしい。
でも毎回毎回迫られる給与アップ交渉にはかなり体力消耗します。
その3:国際スタッフ
現地スタッフの扱いだけでも苦労しているのに
わがままな国際スタッフもいてかなり胸が痛む。
なによりもここが一番つらいかも。
ああ・・・国際スタッフなら国際スタッフらしくふるまってほしい・・・
でも自分が苦しまないために考え出した逃げ道。
はい、彼は国際スタッフではなく現地スタッフなのだ、と。
そう考えると少し気持ちが楽になる。
by emiemi0407
| 2009-04-22 22:55
| Sudan