世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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権限と責任

最近、自分の権限と責任について悩んでいる。
事務所の代表という立場にはたくさんの権限と責任がついてくる。
しかし昔から感じていることだけれど
この肩書には責任はたっぷりのしかかってくるものの、権限はほとんどないこともある。

持続的な組織を運営するためには、上に立つ人間ができる限り権限を委譲していくことが重要だ。
そうでなければ、上の人間がいなくなったときに組織は稼働しなくなるだろうし
下で支える人間たちが育っていくことができない。
だから何もかもを自分で行うのではなく
うまく仕事を割り振ってそれぞれのスタッフに自分の役割をしっかりとこなしていってもらうことが大切だ。

なんでも自分でやってしまったほうが早いこともあるし確実でもある。
でも数倍の時間をかけて指導し、彼らが独り立ちできるようになるまで支えていくというのが上に立つ人間の重要な役割だ。

そんなこと、よくわかっている。
だから実践しているし、進みは遅くても少しずつ少しずつ成長を見守っていくことを楽しいとさえ感じている。

けれど、それを人に強要されるとなると話は変わってくる。
「あなた、全然人に権限を委譲してないでしょ?」と自分の日々の仕事をよくみてもいない人に評価されるのは心外だ。
そもそも権限の委譲の定義ってなんなんだろう?

仕事を任せるということ。
それは必ずしも丸投げをすればいいというものではない。
少しずつ少しずつできそうなところから分けていく。
少しずつ慣れていってもらう。
細かい指導も必要になる。
そして最終的に仕事を丸投げすることも出来るようになるじゃないだろうか。
その日々の些細な、小さな仕事をこなしていくことができない人間に
突然仕事の丸投げ、権限の移譲なんてできない。

「失敗することを恐れちゃいけない」とある人はいう。
別に私は失敗を恐れているわけではない。
人は失敗をするものだし、別に失敗したところで、私のキャリア(そんなものが存在すればの話だけど)に傷がついたところで別にそれが私の一生を変えることにはならないし、そこまで身を捧げているわけでもない。
そこまでナイーブじゃない。
でも、失敗しなくても済むのであれば失敗しない方法をとりたいと思うのが人間じゃないだろうか。
また失敗は失敗でも取り返しの付く失敗とそうでない失敗があって、その境界線を見極める必要もあるんじゃないだろうか。
これは恐れからくるものではなくて、私の中にある責任感である。

そこで責任とは。
上に立つ人間は、権限を委譲することはできても、責任を委譲することはできないと思う。
責任まで移譲したら、それは文字のごとく「責任放棄」。
その人の存在意義はなくなる。
無責任と批判されるだろう。
そしてその人の下で働く人間は、その責任をとることはできない。

そう、私はいくらでも権限を委譲することはできないが、責任まで移譲することはできない立場にある。
上に投げることも下になげることもできないのだ。
だから、私は迷っている。
だから、私は自分のやり方で、自分が一番ベストだと思う方法で仕事をしている。

結局、誰もわかっちゃくれないんだ。
もしくはわかっているけれど、それをごまかして正当化することで人にものすごいプレッシャーを与える人がいるんだ。

気がつくと、責任と一緒についてきたはずの権限さえもここにはないことも見えてくる。

そこで私は気づく。
自分の心がからっぽになっていること。
自分で決められることなんて何一つない。
自分がやりたいこと、自分が信じていること、自分らしさ、そういうものはすべて存在していなくて
ただただ、「責任」というプレッシャーだけが自分を押さえつけていることに。

私はどこへ向かっているのか。
本当に私のやりたいことってなんなのか。
本当の私ってなんなんだろう。
ちょっと今いる場所を離れて考え直したいと思う今日この頃。
でも、その答えは自分でもわからない。
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by emiemi0407 | 2009-03-20 01:17 | 言の葉