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世界中の笑顔のために・・・人道支援に関わる日々を忘れないでいたい。そして伝えたい。想いのまま綴った日記です。


by emiemi0407
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 農村から帰ってきてすぐに
 JICAがUTHというザンビア唯一の大学病院と協力して
 行っている
 エイズ・結核対策プロジェクトを見学に行った。

 初めはカマンガと呼ばれる地域にある
 コミュニティーセンターを訪れた。
 そこでは地域住民が集まって
 DOTSという活動を行っている。
 DOTSとはDirectory Observed Treatment Short Course。
 結核治療の薬を病院からもらってきて
 その薬を飲むことを監視し、
 さまざまなカウンセリングを行う、というもの。
 コミュニティーヘルスワーカーという人たちが
 協力し合って
 この活動を行う。
 「監視する」というと強制的なように聞こえるが
 正しく、確実に治療を行うために
 とても重要で、有効な手段だ。
 以前は結核治療に使っていたこの手法を
 エイズ治療の一環として取り入れ
 DOT(エイズ治療は障害続くのでshort courseではない)を行う。
 このセンターは地域住民が自発的に集まり、
 ボランティアベースで
 エイズ患者、結核患者を対象に
 治療に向けての様々な活動を行っている。
 特にHIVに置いて問題なのは
 差別意識である。
 ルサカ市内では4人に1人がHIV陽性と言われているものの
 やはり偏見の根は深い。
 しかし、少しずつ自分達がカミングアウトしていくことにより
 皆が声を上げるようになり
 活動も活発していった。
 
 今日はこのセンターに集まった皆さんが
 盛大な歌で歓迎をしてくれた。
 ゴスペルのように聞こえた曲は
 HIV治療に前向きになろうという趣旨の歌だったり、
 いくつもある薬を分かりやすく覚えるために
 薬の名前を並べた歌だったりした。
 皆明るく、とても元気で
 沢山のエネルギーをもらった。
 
 説明をしてくれた女性は
 テナント様で
 よくこのセンターの話を聞かせてくれていた。
 お医者様である彼女が
 本当に思い入れを深く活動している
 理由がひしひしと伝わってきた。

 その後はUTHへ。
 この病院は以前にテナント様だったお医者様が
 働いており
 そのときに訪れた病院でもあり、
 救急車が患者を運ぶ先でもあったりする。
 病院の中に
 JICAが建てた
 結核、及びエイズ対策に関するラボがあり
 その見学をした。
 沢山の機材が並び、
 その使い方等を指導するのが専門家の方の仕事。
 問題は山積みのようだが
 少しずつ検査技師の技術もあがっている様子が
 データから垣間見ることができ、
 やりがいのある仕事なんだろうな、と感じた。
 
 目標は日本人がいなくなっても
 自分達で治療を続けられる技術を身につけること。
 まだまだ先は長いかもしれないが
 少しずつ前に進んでいる様子を見ることができ、
 しかも滅多に見ることができない部分を見学できて
 とってもいい機会だった。
 もっと知りたいと思う知識欲が
 またまた沸いてきた。
# by emiemi0407 | 2005-08-04 22:18 | NGO
 スタディーツアーの引率で
 久しぶりに団体のプロジェクトサイト、チペンビへ出かけた。
 何ヶ月ぶりだろうか?
 以前は泥道を走ったような気がするから
 まだあのときは雨季だった。
 今、一面の大地は茶色に染まり、
 乾燥した空気の中に
 埃が舞う。
 
 久しぶりの凸凹道は
 なかなか腰にくる。
 ただ車に乗って
 いくつかの村を回るだけだが
 やはりまだこのザンビアの乾燥しきった気候と
 照りつける日差しに慣れていないのか
 結構疲れてしまった。

 以前に訪れたことのある村々だったが
 私が訪れた当初は
 まだ事業の始まっていないか
 始まったばかりの村ばかりだったので
 今、こうやって自分達で自立して
 事業を進めていることに関心した。

 夜はザンビア人の中でも
 農民よりちょっとお金持ち、中流階級の家庭に 
 ホームステイした。
 家の前でおろしてもらったものの
 家の主はいないし、
 奥さんは私の滞在のことを知らなかったようだし、
 子供は英語が通じないし・・・
 で、少し焦ったが
 なんとか意思疎通をはかり
 夕食の手伝いをしたり
 テレビを見て
 ゴザで寝た。

 電気のない家だが
 テレビや電化製品があって、
 車のバッテリーを利用して
 電気を使っていた。

 ZNBCという日本で言うNHKのみしか受信できない
 テレビだったが、
 なんと、たまたま愛・地球博のザンビアデーのことを
 特集しており
 日本でザンビアが紹介されている様子が映っていた。
 
 農村の夜は静かだ。
 夜空には満点の星。
 虫とねずみの鳴き声がこだまする。
 初めはねずみが怖くて眠れなかったが
 気がついたらぐっすりと眠っていた。
8月3日Wed 農村ホームステイ_b0022606_20451796.jpg

# by emiemi0407 | 2005-08-03 22:00 | NGO
 スタディーツアー3日目。
 今日は当初はJICAのプロジェクト見学の予定だったが
 本来であれば中止、とのことで
 訪問もキャンセルしてしまっていた。
 というわけで一日急遽予定変更。
 ルサカ市内を満喫しちゃいましょうツアーを実施した。

 とはいっても首都ルサカ。
 得に観光名所があるわけでもない。
 とりあえずタウンに行ったり
 博物館に行ったり
 おみやげ物屋さんに連れていったりした。
 また、団体が支援を続けているンゴンベセンターと
 最近支援を始めたコミュニティースクールを訪問。
 子供達の笑顔がお客様を歓迎してくれた。
 なんだかんだで結構充実した日になって
 私もなかなかルサカが分かってきたのかしら?
 ちょっとうぬぼれてみたりもした。

 まあかくいう私も
 帰国日も確定したし
 気がついたらあと2ヶ月もザンビア滞在が残されていないことにも気がついて
 以前訪れた思い出の場所に
 もう一度行きたかった、って悔いを残したくも無かったので
 おのずと行き先は私の中で確定した。

 旅行から帰ってきて
 休む暇もなく駈けずり回っている感じ。
 でも意外と元気なのは
 きっとイギリスでいっぱいエナジー補給してきたおかげかな?
 こうやって
 きっと駆け足で日々は過ぎていくんだろう。
 出来ることはやっていこう。
 あとで後悔しないように。
 ブラッドフォードとは違って
 きっと気軽に来られる場所ではないから。
 もう少し、私に時間をください。
 とこんなときばかり神様に頼りたい気分。

 元気いっぱいの子供達
8月2日Tue ルサカ市内観光_b0022606_20484767.jpg

# by emiemi0407 | 2005-08-02 22:12 | NGO
 ザンビア、本日休日。
 この3連休は毎年ザンビアにてアグリカルチュアルショーなるものが
 開かれる。
 ちっちゃいエキスポって感じなのかな。
 所詮ザンビアだし、きっと大した事ないと分かっていながらも
 救急プロジェクトも出展しているし
 せっかくだから、ということで
 友人に連れていってもらった。

 仕事があったため
 あわただしいお出かけになってしまったが
 ザンビアの産業なるもののレベルを知る
 いい機会になった。
 思ったより会場はすいていて、
 昨日、アグリカルチュアルショーに出かけたテナントさんが
 スリに遭ったときって
 ちょっと緊張していたが
 安全に見学、帰宅した。
 救急隊出展ブースで久しぶりに会った救急隊も居て、
 なんだか少しうれしかった。
 「マダ―ム、もう日本に帰っちゃったかと思ったよー」
 と歓迎してくれてうれしかった。
 かなり多くのお客さんが
 日本の救急車に見入っていて
 なんだか誇らしくなった。
 もっともっといろんな人がこの活動を知ってくれることを願う。

 日本でも物心ついてから
 博覧会に行ったことはないので
 なんだか新鮮で楽しかった。
 なんとなくお祭りみたいに
 みんなわいわいしている雰囲気が
 純粋に面白かったのかもしれない。 
 結局「エキスポって何のためなんだろ・・・」
 と疑問を残し、
 帰宅した。
 ただの宣伝なのか、
 それとも売ることが目的なのか・・・
 少なくともザンビアのエキスポで
 商売っ気というのは全く感じなかった。
 張り切って商売していたのは
 ジュース屋のおじさんくらいかな。

 さて、今日は休日とはいいながら 
 ちょっとお仕事。
 実はあの航空会社のストをくぐりぬけて
 到着した勇敢な学生が一人、
 ルサカに来ていた。
 7月30日から10日間の日程で行われるはずだった
 彼はスタディーツアーの参加者である。
 イギリスに留学中の彼は
 ツアー延期のニュースを知らずに、
 しかも南ア経由でここまでやってきた。
 というわけでツアーは決行。
 今日は彼とテナントさんを交えてBBQパーティーが開かれた。
 
 ばたばた支度して
 ぎりぎりセーフ。
 さすが日本人、時間通りにきっちり集まった。

 さすがザンビア、今日もいい天気で
 ばっちり日焼けしてしまった。
 うっかり気を抜いて日焼け止めも塗らず
 肉を焼いていたため
 すっかり日焼けしてしまった。
 また早速パンダ顔になっちゃった・・・・
# by emiemi0407 | 2005-08-01 19:07 | Zambia
 ヨハネ、9時着。
 とりあえずアフリカに帰ってきた。
 さて、ここからが戦い。
 絶対に今日のルサカまでのフライトをゲットしてみせる!
 と、意気込んだものの、
 なんともあっさりとルサカまでのフライトの
 搭乗券が発行された。
 しかも搭乗時間は9時50分。
 なんと!12:20にはルサカに帰れるのだ。
 うれしい!!!!!

 こんな朗報は事務所に知らせなくては、
 と電話したものの
 つながらず。
 苦労して南アコイン、ランドを集めたのに・・・
 結局連絡できず、
 そのまま飛行機へ。
 運良く、同じ飛行機にご近所さんが乗っていることに
 気がついた。
 ラッキーというわけで
 彼のドライバーに家まで送ってもらえた。
 感謝です。
 
 やっと戻ってきたザンビア。
 暑い。
 青空、からっとした気候。
 これこれ。
 これがたまらなくいいんだよね。
 
 せっかく敷地内についたものの
 鍵がない。
 南アから電話したときにだれにもつながらなかったわけだ。
 だれもいない。
 こんなとき便利なのがハウジングコンプレックス。
 テナント様のお宅にお邪魔して
 一服。
 ちょっと歩けば知り合いがみんな住んでいる。
 こんな環境も心地いい。
 ザンビアだけじゃなくて
 このコンプレックスも好きなんだな。
 
 しばらくすると職員のみんなが帰宅。
 無事、こんなにスムースに帰れたことに
 多少びっくりしていたが
 けっこうあっさりとした再会だった。
 実はそれどころじゃなく、
 中止のはずだったスタディーツアーの参加者が
 連絡不足のため一人だけやってきてしまっていたのだ。
 というわけで職員、彼のために奔走中。
 当然、私どころでもない。

 とにかく無事に帰宅。
 心配かけちゃった皆さん、ごめんなさい。
 無事、ザンビア到着です。
 ありがとう。
# by emiemi0407 | 2005-07-31 23:18 | 旅の話